大学図書館の中にも、オンラインで蔵書や雑誌・論文などを閲覧するシステムを整備しているところがたくさんあります。
ただし、そのほとんどは関係者向け。

紙媒体の図書館ですと大学によっては市民利用制度を設けたり、地域の図書館との相互利用が可能な場合がありますが、オンラインでそのようなサービスに対応しているところはまだまだ多くはないのが現状です。
大学が収蔵している資料をどのような形で一般に公開してゆくかはこれからの課題といえるでしょう。

早稲田大学図書館の「古典籍総合データベース」は一般にも公開されているデータベースの一つ。
早稲田大学は近世日本、特に江戸時代の文学についての研究が盛んで、特に『南総里見八犬伝』で有名な滝沢馬琴に関する資料のコレクションが充実しています。馬琴の日記や『八犬伝』の原稿を始めとする貴重な資料が公開されています。一見の価値ありです。

また、長崎大学付属図書館は幕末から明治期にかけて日本各地で撮影された写真約6,000点のコレクションを所蔵しています。これも公開されており、web上での閲覧が可能です。

貴重な古文書や古典籍は文化を伝える大切な財産。これ以上の劣化が進むことは可能な限り食いとめなくてはなりません。
みだりに触ることはもちろんできませんし、閲覧のためにも面倒な手続きを必要とすることになり、それが一般の人への敷居の高さにも繋がっているという現状があります。



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