オンライン図書館の長所として、以下のようなことが挙げられます。

■場所、時間を問わない
紙媒体の図書館では、利用者は実際に足を運ばなくてはなりません。
オンライン図書館の場合、インターネットに接続できる場所なら図書館に足を運ぶことなくどこからでも情報を得ることができます。
開館時間の制約もありません。早朝でも真夜中でも、自分の都合のよい時間にアクセスすることが可能なのです。

■同じ資料を同時に複数の利用者が利用できる
新刊の文芸書や雑誌などが読みたくて図書館に足を運んでも、貸出し中でがっかりしたことはありませんか?
予約をすることもできますが、ベストセラーなど、人気のある書籍や資料の場合は何ヶ月も待たされることがざら。もしこれが締め切りのあるレポートのために必要な資料だったりしたらアウトです。
その点、オンライン図書館には順番待ちのストレスがありません。同じ資料をいつでも、何人でも同時に閲覧することが可能です。

■検索、アクセスが簡単
紙媒体の図書館では、必要な資料を探すのにレファレンスを利用したり、目録や図書カードを自分でめくったりしなくてはなりませんでした。
また、ほしい資料が見つかっても膨大な本が並ぶ棚の中から一冊だけを見つけ出すのは意外と大変。
場合によっては書庫に保管されていたりして、申込書を書くなどの面倒な手続きを必要としたり職員の手を煩わせたりと、時間のロスが生じることもしばしばです。
オンライン図書館なら、キーワードを入力して表示されたURLをクリックするだけですのでとても簡単・迅速になります。

■スペースの節約
本好きの人なら、本棚から溢れてゆく本の整理に頭を悩ませた経験が一度ならずあると思います。本の整理は本当に大変。
内容・大きさ・著者順に分類してすっきり片付いた……とほっとするのはほんの数週間のことです。
一ヶ月もたたないうちに新しい本が増えてあっという間にスペースが足らなくなり、本棚に二重に挿したり上の隙間に横にして差し込んだり。
それに本は重い。
「本の重みで床が抜けた」
なんて、冗談のような話もちらほら耳にします。
幸い、私自身はまだそういう目にあったことはありませんが……。(そしてそれをうらやましいと思ってしまうあたり私も重症ですが)

それらの問題も、デジタルデータにすれば一気に解決。
なにせ百科事典数十冊分のデータが薄いCD-ROM一枚に収まってしまうのですから。

■保護、保存が容易
日光や湿気による劣化・虫害など、紙媒体にはさまざまなトラブルがつきもの。
図書館や古文書を数多く所蔵している公文書館では、貴重書や頻繁に利用しない本は空調のきいた書庫に収蔵し、定期的に殺虫剤や有毒ガスなどによる燻蒸を行って虫による食害を防いでいます。
そして、皮肉なことですが図書館などに収蔵されている書籍や資料の最大の敵は人間。
閲覧のために素手で触れるだけでもページがほどけたり、手の皮脂によって酸化が進んだりしてしまうのです。
それらの資料をデジタルデータ化すれば、それらの物理的なトラブルとは無縁で長期間同じ品質を保ったまま保存することが可能になるのです。



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