これまで述べたようにとても便利なオンライン図書館ですが、課題も数多くあります。

まずはコンテンツの量と質の問題。

オンライン図書館は、発足したばかりの新しいシステムで、まだまだコンテンツが乏しいのが現状です。

特に著作権は大きな壁になっています。

著作者の死後50年が経過すると著作権が切れます。
現在稼動している主なオンライン図書館に集められているテキストデータのほとんどはそうしたパブリックドメインと呼ばれる「著作権フリー」の作品です。
いきおい、オンライン図書館に掲載されるのは古い作品が多くなります。
現在の商業出版の世界ではとうに絶版になってしまった作品や、古典を閲覧するには便利ですが、話題のベストセラーを読んだり、コンピュータのような次々と新しい情報が更新される科学技術について調べるには向かないのです。

ちなみに著作権が切れていない作品については、有料で公開しているオンライン図書館もあります。
webの情報を無料で享受することに慣れた私のような人間にはちょっと抵抗がなくもないですが、「最新の情報にお金を払うのはあたりまえ」という考え方がこれからは図書館の世界でも主流になってゆくかもしれませんね。



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